ディレクターのキャリア戦略と具体的アプローチ法

ども。ナカムラです。

今回は先日行われたイベント「転職"成功"事例に学ぶ、Webディレクターのキャリア戦略」についてのレポートをば。

業界初(多分)となるディレクターだらけの大規模転職セミナーでしたが、意外と好評 &主催側だった僕にとっても学びになる部分が多かったので以下にサックリまとめてみます。

登壇者が口をそろえた「よくない転職」とは?

今回のイベントでは、ディレクターとして転職を上手いことやってきた4名のディレクターさんが登壇。

かなり赤裸々かつ大胆な切り口で「ディレクターの転職とは?スキルアップとはなんぞや?」みたいな話をしてくれました。

で、登壇者の方全員が口を揃えて言っていたのは「逃げの転職はNG」みたいな内容でした。

何も「逃げてはいけない」というブラックな話ではなく、転職という行動を起こす際のモチベーションエンジンとして『不満』を使ってはいけない。

てな感じですね。

このあたり、ネクスト千葉さんメンバーズ藤田さんが実体験含めて非常にわかりやすく説明してくれたので、身に覚えのある人にとってはかなり耳痛な話になってました。(※僕も含めて)

マイナスの感情で物事を推し進めれば当然マイナスの結果が返ってくるもの。

こと転職なんてそこそこ労力も手間も面倒もかかる行動を、自分の周囲・環境、あるいは自分自身への不満をパワーにやってしまったら...まぁ上手くいくわきゃないですよね。

そんなデメリットしかない選択をせずに、可能な限り自らが望んだスキルを目の前にある環境から得てしまえ。そしてそこから学ぶことが無くなった時、あるいは自分自身の目的により合う選択肢が見えた時にこそ"前向きに"転職をするべきだ。

とまぁそんな内容でした。いやー、熱かったです。

自分自身を把握するためのシンプルなタイプ分類

で、もう一つ登壇者の皆さんに共通していたのが「キャリアの積み方なんて人それぞれなんだから自分を知ってから自分で組み立てればいい」という主題です。

文字にしてしまうとなんともバッサリな内容ですが、これを上手いこと説明してくれていたのがGlobalFunの岩井さん

曰く、自分の人生を切り開ける"デキる人"には2つのタイプがあるらしいのです。

タイプ1:ガツガツ系

要は「なんでも来いや!なんでもやったる!」と明言し、実際にそれをやってのけてしまうタイプ。常に"期待される以上の領域の仕事"までガンガン行ってしまうためスキルアップも早く、上手いことやってしまうケースが多いんだとか。

ジョブズも言ってた「Connecting the dots(点を手に入れ、そしてその点をつなげ)」てやつですね。本人はネーミングがダサい!と笑っていましたが。

タイプ2:目標逆算型

5年、10年という長いスパンで目標を設定し、そこに向けて「○年後にこうなるってことは...」と行動を逆算 ⇒ 今やるべき行動を明確にしていくタイプの人。

先に目指すべき世界があり、そこで必要となるスキルを想像し、そのための行動を繰り返す。みたいなイメージでしょうか?

それぞれのタイプにそれぞれの進め方があるので無理はせず、けれど目的は明確にした上でキャリアを積んでいこう。と優しく語ってくれた岩井さん。

すさまじくシンプルな分類と解説で共感を得たのか、セミナー後のミートアップでは「僕はガツガツ系なんですけど...」なんて自己紹介が流行ったりしてましたね。

重要なのは深堀りした自分自身をどう進めるか?という戦略

で、これら講演内容をバックリまとめてしまうと章題のような感じになるかと。

キャリア含めて自身を分析し、そこからどう成長していくのか?明確なビジョンを描き、そのための「自分自身を売り込む戦略」を立てろ。と。

なんだか新卒就活のころを思い出してしまいますが、考えてみれば別にあの頃から比べて面接やらが上手くなっているわけでもなし。

当然と言えば当然の結論なのかもしれません。

とは言え「言われてできるならやってるわ!」と叫びたくなるのもまた事実。

結局何をどうすりゃいいのよ?という疑問も湧いてくるんですが、そんなややこしげな内容を実にロジカルにディレクターらしく説明してくれたのがDCHS高瀬さんです。

とにかくスライドが素晴らしかったので以下に掲載しちゃいます。

高瀬さんの講演内容はほぼ上記のスライドを見れば分かってしまうんですが、忙しい人用にササっとまとめてみましょう。

ディレクターの実績を可視化する方法

  • ディレクターの実績って、人によって違う上に基準も分かりにくい。しかも目に見えにくい上に下手すりゃ公開できないなんてケースもある。
  • だから業種(EC,LP,ポータル..etc.)、職能(PM,企画,解析...etc.)、規模(金額,人数)、経歴でステータスシートを作ろう
  • これをベースにすれば、どこをどう変えて伸ばしていくのか?が分かるし、実現するための指標にもなる
  • ただしこれは定量評価だから、実際に売り込む時は見せたい自分となりたい自分を明確にした上で使いわけよう

うん。まぁ、大体こんな感じですね。

いやはや、さすがはディレ協のロジカルモンスター。転職のやり方まで思いっきり論理的です。

テンプレートまで配布してたので早速使ってくれている人もいるかもしれませんね。

結局は「ハッキリしてるかどうか」なんじゃないかと

仕事柄(?)多くのディレクターさんと話したり遊んだりする中でなんとなく感じてましたが、やっぱり色々とハッキリしてる人のほうが上手いことキャリアを積んでいるんですよね。

ディレクションの職域が曖昧だから...。会社の体制が適当だから...。同僚がいいかげんだから...。

そんな言葉でお茶を濁して、「どうなりたい?」「何がしたい?」という質問に対して「○○みたいなことをいつかやってみたいと思ってるんですよね」なんて曖昧な事を言っている人で、スゴイ出来る人...ってのはやっぱり会ったことが無いんです。

逆に「○○がしたい!それによって▼▼なことやりたいんだ!」と明確に言い切れる人は、内容がどうであれすごく魅力的に見えますし、『言葉にする』という行動が取れる人はその後のアクションやアウトプットが優れているイメージもあります。

フワフワっとした内容のまま、自分というコンテンツをユーザー(面接官や経営者)に伝えられるか?という話ですよね。ましてディレクターならなおさらに。

まとめ:決められた領域を飛び出してこそ得られるモノ

さて。

で、今回登壇していただいた"転職を成功させたディレクター"さん達は、結局何をどうやってきたのか?

すごく簡潔にしてしまうと、以下のような感じになるかなと。

  • 現状における職域を超えて行動し
  • より広域のスキルを獲得し
  • 結果としてそれが評価されもろもろ成功する
  • そしてその成功体験を上手いこと売り込む

つまりこういう『行動』ができるかどうか?が、上手くスキルアップしながらキャリアを積んでいくための必要条件...なのかも知れないですね。

まぁ本業がおろそかになっちゃアレですが、何とか時間作ってもっともっと色々学んでいかないとな!なんて思えた良いイベントでした。

というわけでこの転職イベント、なんと第二回の開催が決定しています

えーっと、またしても唐突な告知ですが、上記で紹介したディレクターのための転職成功談義イベントの第二回が開催されます。

今回も多彩なゲストをお呼びして、実際にキャリアを上手く積んできた方々の考え方や転職の手法、進め方などについて『完全無料』で聞き出してしまおうという太っ腹な講演イベント、結構すぐに満席になっちゃうので、ご予約はお早めに。

転職"成功"事例に学ぶ、Webディレクターのキャリア戦略vol.2

将来のキャリアアップをする上で考えるべき内容にフォーカス!将来どのようなキャリアに進むべきかに迷っているWebディレクター必見イベント

日時3月1日(日) 14:00〜18:00(開場:13:30)
料金無料(セミナー + 懇親会)
会場株式会社ビズリーチ渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F
主催日本ディレクション協会

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