美容室に見るヒアリングの重要性

今日は日曜日ということで、普段なかなか行けない美容室へ行ってきました。
僕は生来髪が堅く剛毛なので、クセこそ少ないのですがセットが大変なタイプです。そのためおそらく美容師の方は苦労されているんだろうなーと思いますが、今回は結構気に入った髪形にしていただくことができました。

今回初めて行った美容室だったのですが、この美容室、美容師さんの腕もさることながら、非常にヒアリングが上手く、自分としても「要望どおりだな」と納得ができたところに非常な感銘を受けました。さて、ではこの感動と経験をWEBのディレクションに活かせないものか?
なんてことを考えてしまうあたりがWeb Director's Spiritだろうと思い、書いてみました。
まず、最近ではほとんどの美容室が採用しているようですが、初めて行くと大抵「カルテ」なんて呼ばれる髪型や髪質、要望などを書くための紙を渡されます。今回行ったお店でもそうでしたが、これって「ヒアリングシート」ですよね?

で、ササっと書いてシャンプー台へ。ここでもさまざまな質問をされました。「職場は髪型とか結構フリーなんですか?」とか、「普段ワックス使いますか」なんて簡単なこと。

さらに、ここのお店の特徴なのかな?(多分そうだろうと思います)シャンプーの後にさらにいくつかの質問をされます。ようは「どんな髪型にしたい?」てなことなんですが、結構詳細に、でもまったく不自然な感じをさせずに聞かれました。

大体手順としては
「全体として目指すイメージ」
「どんな印象を与える髪形にしたいか」
「前、横、後、TOPに関する個人的な好みはあるか?」

の順番だったと思います。
ここからは僕個人の推測なんですが、きっとこれが髪型を決定する上で、クライアント(客)とクリエイター(美容師)が共有しなければいけない情報なんだろうと思います。そして、それを優先順位順に聞いていって、たとえ全部には答えてもらえなくても、ある程度2者間で共有できるようにもって行っているんだろうな。と思うんです。

このお店ではその重要性と難しさをしっかりと分かっているからこそ、「カルテ」、「シャンプートーク」、「詳細ヒアリング」と3つの段階を設けて、一生懸命にクライアントの要望をしっかりと共有してから実際のカットに入っているんだろうな。と感じました。

さて、僕らの仕事の中でもやっぱりクライアントとの意識、イメージ共有はとっても重要です。ところが、僕らは時に予算や時間やリソースの問題に頭を悩ませるあまり、クライアントと一緒に"完成したWEBサイトのイメージ"を完全には共有できないまま、デザイナー任せにしてしまうときがあるように感じます。

きちんと意識の共有を図ろうと思ったら「デザイン等の細かい部分は、ウチのデザイナーに任せていただければ・・・」なんていい加減な発言、できなくなるはず。

美容師さんの「一緒に素敵なスタイリングを目指しましょう」的なスタンスには、大いに学ぶところが多かったと思うのです。

ちなみに行ってきた美容室はフォルトゥーナさん。もちろん、軽く営業も入れておきました。だって・・・これはちょっともったいなさ過ぎるよ。いい美容室なのにね。