プロジェクトの成功に求められるWeb解析のスピード化(CSS Nite参加レポート)

物凄い仰々しいタイトルになっていますが、実は先日行ってきた「CSS Niteビギナーズ:Web解析」の受講レポートになります。すばらしく濃い内容で「ビギナーズ?嘘つけ!」などと思ったりもしましたが、すぐに試したいネタが満載で大変勉強になりました。

色々あって公開が遅くなりましたが、以下にナカムラが大事だと感じたポイントを書き留めて行きたいと思います。

一貫していた「解析と施策のスピード」という考え方

豪華メンバーの揃った今回の講演。皆さんほぼ共通していたのは「Web解析にはもっとスピードが必要だ!」という考え方でした。

解析はPDCAサイクルで言うところの C(チェック)の部分なので、さっさと A(改善)に移ってアレコレ試さなきゃ役に立たないよ!ということですね。

で、沢山の解析効率化ネタが紹介されたんですが、中でも特に僕の気になった物を以下にピックアップしてみます。

イベントトラッキングは必ず取ろう jQueryで高速化

使ってる方も多いと思いますが、リンクにGoogleAnalyticsのイベントトラッキングタグを仕込むことで、外部サイトへ飛び出してしまうバナーのクリック数なんかも取得できる例の機能をもっと活用しよう。というカグアの吉田さんのお話。

この専用タグの組み込みにjQueryを使って「後からタグ挿入」をやってしまおう!というセッション外の小話にメカラウロコでした。

イベントトラッキングの具体的な適用方法(カグア!Googleアナリティクス解説Blogさん)

カスタムレポートをもっともっと

定点観測用のレポートとしてカスタムレポートを作っている方は多いと思いますが、これをかなり深掘りした各種レポートの作り方と、超実用テンプレートセットをサイバーエージェントの小川さんが公開してくれました。

お恥ずかしながらナカムラは知らなかったのですが、カスタムレポートの共有ってこんなカンタンにできるんですね。

「これだけ見れば大筋でサイトの現状把握できるよ」という嬉しい設計になっていますので、ほぼそのままで様々なサイトに活用できると思います。一先ずインストールして業務に合わせて選択&改造をしてみると良いんじゃないかな?と思います。

集客分析レポート
ページパフォーマンスレポート
来訪企業分析レポート
日別集計レポート
エグゼクティブレポート
ロングテールキーワード分析
(not provided) 分析
前回訪問から14日以内

上記のリンクをクリックするとカスタムレポートの共有設定画面に移動するので、あとは適用したいアナリティクスアカウントを選択するだけでOK。これは・・・使える!

さらにPDCAのスピードを上げる「チームとの連携」

最後にGoogleの大内さんがお話してくれた内容になりますが、これまた実際の案件でのWeb解析成功事例を交えた大変興味深い内容のお話でした。

要はWeb解析のデータを「ディレクターだけで見ないで、チーム全体で見ようよ」って事なんですが、それがなぜPDCAを早めるのか非常に具体的に述べていただけましたので、以下にサクっとまとめてみます。

・チーム全体で考えることで考える脳みそが増えて企画スピードが上がる
・解析に基づいたレイアウトや装飾が出てきやすくなり、デザインの質が上がる
・チーム全体で運営を楽しめるようになり、改善スピードが上がる

僕自信も経験がありますが、デザイナーやプログラマーがWeb解析に興味を持っていてくれるとプロジェクトの運営そのものがすごくラクになります。

だってデザイナーが「格好良いと思うからこのデザインにしました!」じゃなくて「○○の案件でやったら反応よかったし、ターゲット似てるこのサイトならこの装飾がイケると思うんだけど」って提案してくれるんですよ。

プログラマーが「このフォーム前に○○でやったとき離脱率上がらなかった?」てツッコミ入れてくれるんですよ。

こんな嬉しい事はありません。チーム全体がものすごく愛着をもってプロジェクトを動かしている!ていう実感と、よりスピーディにサイトの成果を最大化していける感覚が得られます。マジで快感です。

大事なのはユーザーの声を聞き 改善し続けること

他にも色々と面白いお話&Tipsを聞けたのですが、細かな点はまたいずれ別の記事として書くとして、ひとまず今回のまとめ。

今回様々なお話を聞いて改めて僕が感じたのは、つまるところWeb解析のデータは「サイトを訪れたユーザーからの生の声」であり、それに対して応え続けていけばサイトは成長を続けられる。ということ。

・どんな人が
・どんな時に
・どこから
・何を求めてやってきて
・サイト上で何を感じ
・どう動き
・その結果どんな気持ちになったのか?

これを想像し、妄想し、少しでもサービス提供側の理想とする方向に誘導していくための道標が解析データであり、本来のWeb解析のあり方だと感じました。

セグメント(例えば新規とリピーターだったらメインビジュアルバナーをよりクリックしているのはどっちか?など)もかけずにPVだけ見てるようじゃ何にもならないし、流入経路やユーザー属性ごとのCVRを見ないで平均CVRばっかり追いかけていても役に立つことは無い。

もっとリアルにサイトを訪れてくれたお客様の声を聞こう。

そのためのやり方とツールをGoogleさんが無料で示してくれている。

そして自分だけで無理ならチームでやってみよう。

僕が7時間近い講義の中で感じたのは以上のような感じでした。なんだかまとまったんだかまとまってないんだかわかりませんが、これ読んで「なにそれ知らない!」てなったディレクターさんはとりあえず上述の「どんな人に・・・」て奴を自分の担当しているサイトに当てはめて答えられるまで解析してみてください。

手が足りなければチームメンバーを巻き込んでやってみてください。

きっと、今まで見えていなかった事がくっきりハッキリ見えてくるハズですよ。