WEBディレクターの「いっぱい仕事してる。」は結構危険

ディレクターがいっぱい仕事してるってことは、
そのディレクターはいっぱい時間を使って「自分のことやってる」ってことで、
その分ほかのチームメンバーに負担がいってる可能性が高いってこと。

僕らの仕事は、極端な言い方をすれば「人の仕事(やりたいこと)の手助け」。 デキるディレクターってのは、多分よりいいサービスを生み出すために、自分以外の人のために時間を多く使える人のことだろう。なんて考えてみた。

ディレクターがいなくても案件は回る。でも・・・

僕らディレクターは、案件の規模やチームの完成度により、
「自分では何もしなくてもWEBサービスが完成してしまう」
ということが起こりえる特殊な職種です。

たとえ客先との連携がうまくいっていなくても、頑張り屋のデザイナーが先行してイメージを作ってくれれば、それがきっかけになって話が進む。なんてよくあるし、

たとえばワイヤーが不十分だったとしても、残業を繰り返してでも足りない要素を補ってくれるデザイナーやコーダーがいてくれればそれでサービスは完成してしまう。

たとえば仕様設計書がいい加減でも、プログラマーが寝ずにがんばってくれたらあるいは完成してしまうかもしれない。

確かに納期があるし、複数案件回してるし、顧客対応に追われてるし、
言い訳しようと思えばいくらでも出来るんですが、
「コンセプトを作ったディレクターが監修してないコンテンツ」を作ってもらって、その責任は誰が負うのでしょう?

先出ししたデザインに対するクレームや無茶振り注文はデザイナーの責任?
ワイヤーが足りなくて、それを補うために作られたコンテンツでエラーが出たらコーダーやプログラマーが悪い?

絶対違いますよね?
それはディレクターの責任です。

どんなユーザーに、どんな導線で、
どんな気持ちで、
どう使ってもらって、
どんなコンバージョンを生み出すのか?
これを決めたディレクターがちゃんと監修して設計図(ワイヤーとか仕様書)をあげることで、初めて「こうしたほうがいいんじゃない?」というチームメンバーからの改善要望を反映することが出来るはず。

その先にしかいいコンテンツ、いいサービスなんて生まれないはずです。

もう一度自分の仕事を振り返る。

だからこそ、僕らディレクターはより速く、より簡易にチームのイメージを共有化出来る資料を作らなきゃいけない。

より正確に仕様を固めないといけない。

より完全な原稿をあげなきゃいけない。

もちろん、チームメンバーに頼るな。ということではないですが、 全部他人任せでさも自分がやったみたいな顔するディレクターは死んでいい。 と個人的には思っているので、自分自身がそうはなるまいぞ。と思って書いてみました。

これを読んで「俺は大丈夫だ。だっていっぱい仕事してるもん。」と思った人ほど、もしかしたら危ないのかもしれない。(やっぱり自分が以前そう思っていたので)