WEBディレクターのためのデザイン講座

「いやー、僕デザインのほうはからっきしでして・・・」
よく聞くWEBディレクターの駄目な言い訳ベスト3には入る名言です。

WEBディレクターはデザインが本職じゃないからデザインを知らなくてもいい?いえいえ、それはかなり危険です。基本的なところだけでいいので、要点を抑えて覚えておきましょう。

■ムードボードがディレクターを助ける。
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僕はよく、提案資料や作成指示書の中にムードボードという項目を設けてクライアントやデザイナーと意思を統一しています。
内容は水着のお姉ちゃんが写っている写真だったり、どこぞのサイトのスクリーンショットだったり・・・と色々ですが、「最低でも10枚」くらいは写真やイメージを集めてパワポに貼り付けています。
不思議なもので、何枚か貼り付けていくと、自分が作ろうとしているサイトのメインカラーやトーン&マナー、テイストなどが浮き彫りになってきます。で、クライアントに見せると「こうじゃないかな。もっとこう・・・」なんて意見ももらえちゃいます。
一緒に選ぶとかなりイメージの枚数も増えます。そして、デザイナーに考えを伝えやすくなります。どんなに色彩感覚に自信が無い人でも、これで結構デザインテイストに関する注文ができるようになります。

ムードボード用の写真を選ぶなら以下のようなサイトが便利
ゲッティイメージス
足成
フォトリア

■とりあえず十字を書いてみよう。
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デザイナーが制作物のトーンやマナーを定義するときに使うものなのですが、ディレクターにとっても分かりやすいので紹介しますね。
やり方は簡単。まず十字を書いて、そのそれぞれの対角に、今作ろうとしているサイトのテーマ+その間逆に位置するテイストを書き込みます。
たとえば、クライアントは「高級感が売りなんだ。」とあなたに語っていたとします。
であれば、まずは左上に「高級感」と書き込みます。そして、その反対側、右下に「安い・お得」などと書き込んで見ます。
そして、ここに「もうひとつのテイスト機軸」を差込みます。
今回は仮に「落ち着いている」と「にぎやかな印象」をしましょう(これは本当に自由に考えたほうがいいです。その時々によって何パターンかのもうひとつの機軸を試してみるといいと思います)

で、上記作業の後に
「では、今回のサービスはどこに位置するべきか?」
「なぜその位置がいいと思ったか?」
「ライバルサイトはどこに位置しているか(最低でも5サイト)」
などの情報をそろえます。

これをやっておくと、クライアントからの悪魔の一言「もっと格好良くしてよ」をかなりの確率でよけることが可能になります。
デザイナーとて人間。仕事を直接依頼する側であるディレクターが「どんなものを作って欲しいのか?」をブレさせてしまうとロクなことになりません。どんなにデザインに疎くても、最低限の"こうして欲しい"を伝えるため。そしてプロジェクトの成功のためにデザインのポイントは抑えておきましょう。