チームと自分のモチベーションを効率よく上げる方法

先日Looopsの直人さんと「モチベーションって有限な資源だよね。ちゃんと管理しないとなくなっちゃうもんね。」みたいな話で盛り上がり、勢い余って書いてみました。有限なモチベーションを効率的に上げていくためのナカムラなりのやり方です。

結構基本的な事ばっかり書いている上に人によってやり方の変わる分野なので、ディレクター始めたばっかりで「モチベーション管理自体考えて事なかった!」て方にとっての参考程度になればいいな。と思います。

モチベーションを上下させるのは自分ではなく周りの人

よくモチベーションが下がったことを気にして「何とかして上げよう!」と頑張ったり、それこそマインドをかちあげるための本だとかを読む人を見かけます。

それ自体は別に悪いことでは無いし、何かをヤルって時に自分でとりあえず頑張ってみること自体は良いことだと思います。それで自分自身のモチベーションがあがるなら…ですが。

僕自身は「モチベーションは自分だけじゃどーにもならん」と思っているクチです。

自分のモチベーションは他者に依存するものであり、周囲の空気によって決まっている。てな考え方ですね。

そんなん言うとあっちゃこっちゃから非難されそうですが、実際のところ「誰にも会わず、誰ともコミュニケーションを取らず、誰からも評価されない」なんて環境にあって、何かをヤル気になれ!とか言われたらハッキリ言って無理無理です。

結局の所自己啓発系の本などは常に「これが正しい!」と教えてくれるので、その通りの行動を取れた時「それで良いんだ!」と、本の中の人から肯定された気分になる。だからモチベーションの向上にちょびっと貢献してくれるってことなんだろーなー。みたいに考えているんです。歪んでますね。

他人からの肯定の言葉と未来への期待感

結局のところ人間って「これイケんじゃね?」なんて誰かと一緒にワクワクしてる時や、「お前マジすげーよ!」と誰かから褒められた時に一番モチベーションが跳ね上がるんだと思います。

自分が今やってる仕事なり活動なりが、もしかしたら誰かをすごく喜ばせるかも知れない。自分がやってることを誰かが「すげぇ!」と褒めてくれる。単純だけど、だからこそ誰にだって覚えがあるはずで、それがモチベーションフィーバーになるスイッチだろうと思うのです。

有限なリソースとして、モチベーションを上手く使うためにディレクターがやるべき事

さて、中村の胡散臭い話はこれ位にして、「で、それ現場でどう使うの?」という話ですが、やる事は大体以下のような感じ

・プロジェクトのコンセプトや理念など、いわゆる上流工程の部分を夢いっぱいに共有する
・やった事に関して超具体的かつ専門的に褒める

これだけです。

夢いっぱいに。てのは
「これはこーいうプロジェクトだからこうやっといてね」では無く、
「これやってのけたらマジ革命じゃね?!俺らスゴくね?」みたいなノリで上流工程の決定項目を共有しようという意味。

具体的に褒めるってのは、字面のまんまの意味で、
「格好いいデザインだね」じゃなくて、「このデザインなら、ユーザーに○○と感じさせる事ができるね。この案をこの時間で仕上げるとか流石すぎるな」みたいな感じです。

こんな風にチームで仕事をしていくと、いつの間にか自分自身も「すげーぞこのチーム!」みたいな感覚になってテンションが上がって行きます。
周りのモチベーションを上げる事で自分のも一緒に上げられるお得なやり方だと勝手に信じています。

ディレクターが色々知ってると上手く行きやすい

さて、例えばデザインに全く興味が無くて、勉強する気も無いようなディレクターから、「いいね!この色すげー好きだよ!」とか言われても腹立つだけだと思います。(ですよね?デサイナーの皆さん?)

例えば、コードに関して薄ーい知識しか無い人から褒められるより、HTMLやCSSに関してしっかり知ってる人から褒められた方がより嬉しいですよね?(ですよね?コーダーの皆さん?)

ブログラマーにしたって、何も知らない人から動いて当たり前って態度で納期納期言われるより、どれだけ処理が軽快で構築のスピードが優れているかを褒められたいですよね?(ね?以下ry

つまりそういう事です。

上流工程の決定項目を夢いっぱいに話すにはマーケティングの脳みそがあったほうが上手くやれるし、誰かを具体的に褒めるなら具体的に話せるだけの知識が必要。etc...

何も全部知ってるスーパーマンじゃないとディレクターにはなれない。
という話ではなく、色んなことに広く浅く興味をもって、しかも飽きっぽくてすぐ新しいもをカジりたくなるような奴がディレクター向き。という、このブログでも再三言っているような僕の持論はこのへんに根ざしていたりします。

反省するくらいなら改善してバージョンアップしよう

またわけのわからん事を言い出しましたが、前述の通り「今、目の前の仕事に集中するためのモチベーション」を左右するのは周囲からの肯定と自分自身の期待感であるとしましょう。

じゃあ、どーしようも無くモチベーションが下がっちゃったときはどうすりゃいいのよ?というお話になります。

また色んな所から怒らせそうですが、僕自身はあんまり「深く反省しない」ようにしています。
正直、仕事してると「やっちまったーーーー!」なんてことが腐るほどあります。

あるんですが、それに対して「あれはあーやっちゃったのが悪かったんだなぁ」とか「こうやっとけばこんな事態にはならなかったよな」とかは考え過ぎないようにしているという感じです。

どうしてもそういう方向に思考が向いてしまう時には、多少無理矢理にでも「なるほど。こういう時はこうするべきか。よし、一つメソッドが蓄積できたな。共有しなければ!」みたいな感じで”またやっちまうかもしれないリスク”として誰かと共有する方向に持っていきます。

一つエラーを潰して、チームとしてのバージョンを上げることが出来たね。みたいに考えてしまうんです。

実際、これをディレクターが率先して行なっているとチームメンバーの中でも「ミスをなくす」みたいなマイナス思考から「エラー一個みつけた!バージョンアップ!」みたいな方向に思考が移っていきます。

まぁ騙されたとでも思って夢いっぱいにプロジェクトを語って、失敗をバージョンアップとしてスタッフなりチームメンバーなりに話してみてください。結構色々捗りますよ。