ディレクターがやるべき超具体的モチベーション管理―4つのミッション

ども森谷です。

各種折衝にスケジュール管理、タスク管理にクオリティ管理などなど...。ぶっちゃけディレクターのやることって多いですよね。

が、そんな「分かりやすい明確なミッション」の影で忘れがちな、でも最も重要なミッションが「モチベーション管理」だったりします。

今回は、そんな日陰にあるけど重要な部分にフォーカスを当ててて解説してみますね。

メンバーのモチベーションがプロジェクトの成功を左右する

実際に現場に入ったことの無い方からしてみれば迷信みたいな感じですが、現実です。

が、クライアントや上司からすると軽視されがち。

なので、これまでディレクターのミッションとしてあんまり重要視されてなかったんです。

最近は「マネジメント」とか「7つの習慣」なんかのブームからなのか、よーーーやディレクターのミッションとしてこのへんが注目されてきてたりします。

「いまさらかよ!」て人も、「そんなん言われてもどうやっていいのか分からん!」という方もいるだろうと思うので、以下そのへんバックリ説明していきたいと思います。

01:明確なゴールを作って共有する

プロジェクトのゴールというとつい「ローンチ」とか「リリース」とかを考えてしまいそうですが、ちょい違います。

クライアントでも上司でもなんでもいいですが、彼らは必ず「ビジネスとしてのゴール」を設定していて、それを効率よく達成するためにWebのプロたる我らがチームを頼ってくれているわけです。

なので、「期日通りに納品する」ではなく「よりユーザーのハートを動かし、売上を〇〇円上げる」とか「会員獲得数を〇〇倍にする」なんていう大元の目的に近づくための大きなゴールをチーム全員で共有することが重要。

明確なゴールがある事で「俺たちの仕事はすごい!」感が出て自然とモチベーションが上がりやすくなります。

なにより、問題発生や意見の食い違いが起こった際に「どちらがゴールに直結するか?」など判断する指標ともなり、意識の統一を図りやすくなります。

アイスと焼き肉 ― 大きなゴールの前の小さなゴール

上記のように大きなプロジェクトゴール共有も大事なんですが、それだけだとどうにもモチベーションが保てない大規模プロジェクトの場合、でっかいゴールの前に小さなゴールを設定しておくことも重要だったりします。

例えば「最初の1ヶ月でここまでの目標を達成できたら皆にアイスを奢るよ!」とか、「最後の納期にバグ0で納品できたら皆に焼肉を奢るよ!」といった感じ。

「売上」とか言っても響かない若手がプロジェクトに多い場合にも有効なので、ぜひお試しあれ。

02:コミュニケーションの量を増やす

明確にしたゴールも、日々の作業に忙殺されて忘れてしまっては意味がありません。

そのためコミュニケーションを密にする必要があるんですが、メールや Skype、ChatWork などのツールに頼りきらず、リアルなコミュニケーションの量を増やすよう心がけます。

具体的には「週に1回は必ず全体ミーティングを行う」だとか、「毎日1回は電話での摺り合わせを行う」「問題が発生したらテレビ電話で話し合う」などなど。

こればっかりは実際に経験していないと明確には違いが分かりにくいんですが、ツールオンリーでのやりとりと顔を合わせての打ち合わせありきでは、トラブルの起こりやすさが全然違います。

僕もかつては「会議なんて無駄無駄」派でしたが、今は「明確なルールを決めてでも、面倒臭がらずにしっかりとコミュニケーションを取る」事をディレクターの確かなミッションとして捉えています。

マジ大事。ほんと。

03:コミュニケーションの質を上げる

コミュニケーションの質を上げる・・・って言われてもピンと来ないかもですが、例えば「メールのレスポンスを早くする」事や、「提出物のクオリティを上げる」などがこれにあたります。

あったりまえですが、レスポンスが早ければやり取りはスムーズになりプロジェクトの進行もスピーディになります。

そして各種の提出物(スケジュールシートやワイヤーなど)のクオリティを向上させれば、当然進行が速くなり、かつ作り手側のワクワクも増すため全体的なモチベーションの向上につながります。

メールの書き方一つとってもこの辺って重要だったりするので、「ちゃんと仕事を加速させる 今すぐ使える実践的メール作成術」とか読んでおいてもいいかも知れません。

04:要件のプライオリティ付けをちゃんとやる

プロジェクトスタート時に各種の「やること」に対しプライオリティ(優先度)を決め、都度問題が発生した際にプライオリティを入れ替え、それをメンバー全員に伝える。

これをちゃんとやります。「ちゃんと」。ね。

実際やってみると結構面倒臭いんです。ささっと自分の中でだけ優先度入れ替えておきたくなるんです。

でも、そこをグッとこらえてとにかく共有します。「これとこれの優先度変わったよ」て。

誰だって、一生懸命やってた業務が後から「あ、それは後回しでよかったのに...」なんて言われたらイラッ☆ときてやる気無くしちゃいますもんね。

最後にざっくりまとめ

以上、駆け足で、モチベーションを管理するというディレクターのミッションをやることレベルまで噛み砕いてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

このへんのこと、実際の現場で「なんとなくやってるつもり」になって軽視してませんでした?

もう一度、上記「モチベーション管理ミッション」を見直して、現在絶賛稼働中のプロジェクトのディレクションに注力してみて下さい。

結構いろいろ変わって見える・・・と、思いますよ。

この記事を書いた人:森谷 哲

ベンチャー系IT企業でプランナー、ディレクターとして、数々のエンターテイメント系のモバイル公式サイトやソーシャルゲーム、スマートフォンアプリなどのコンテンツを立ち上げる。2012年に株式会社エスドライヴを創業。ソーシャル・スマート・シェアをキーワードに日本を元気にする会社を作るべく、nomadomaプロジェクトを展開中。
>>http://www.esdrive.co.jp/

(編集:ナカムラ